もっちーにアメリカでのインプロ体験を聞いてみました Vol.2

前回は主に英語や文化とインプロの関係についての内容でした。今回の内容はBATSでのショーについてです。

BATSでのショー

うつみ:そういえばBATSで観たショーはさ、メインキャストだけじゃなくて、ワークショップ受けた人のショーとかもやってるんでしょ?観た?

もっちー:観た。やり方とか実際の上演時間とかを加味すると、たぶん僕らのショーが一番近いのはケイヴマッチだと思う。キャリアも同じくらいだし。4・5年くらいやってる人たちがやってるから、シーンのできあがり方も似ている気がする。(ケイヴマッチについてはもっちーのブログ「Cave Match を観てきました。」もどうぞ。)

もっちー:基本的にケイヴマッチは2チームの勝ち抜き制で、勝ったチームが次の週に勝負するというもの。持ち時間は各チーム40分で、チームがそれぞれやりたいことを持ってくる。40分で一本のミュージカルをやる人たちもいれば、40分のショートシーンをやるみたいな人たちもいる。

もっちー:4・5年やってる人たちだから下手ってことは全然ないんだけど、でもやっぱメインステージに比べるとテンポ感とかはちょっと違うなと。面白いと思ったのはメインステージの人たちもたまに一緒に出るんだよね。だからそういう人たちと一緒にやれる機会を持てる。

うつみ:内容的には40分やって、40分やって、ジャッジして、終わり?

もっちー:うん。

うつみ:勝った方が更に20分とか、そういうわけではないんだ。

もっちー:ううん、「また来週」でさらーっとしたショー。

うつみ:一発シアタースポーツ(チーム対抗型インプロみたいなもの)みたいな感じか。チームは何人?

もっちー:チームによるかな。4人くらいでやっちゃう人たちもいれば、7人ぐらいいることもある。だいたい5・6人くらいかな。4人だと出ずっぱりになっちゃうからね。

しゅうへい:うち(SAL-MANE)でシアタースポーツやって盛り上がる感じってあんまりしないよね。それはなぜだろう?

うつみ:「戦う」っていう感じを出すのがあんまりないよね、うちらは。

もっちー:シアタースポーツはちょっとテンション上げるよね。MCとかも多少上げるから。人によるけどね。その要素は多少なりとも持ってるから、そうなるとうちのチームカラーっぽくはないってのは確かにある。やるにしてもなだらかなっていうか、ぐぐっと上げる必要はなくて、「ほどよい盛り上がりでいいんじゃない?」って。

うつみ:うちら向きじゃない気がするよね。ゴリラシアター(個人対抗インプロみたいなもの)とかの方があってる気がする。

もっちー:まだね。

しゅうへい:まぁうちのチームはもうちょっとテンション上げるべきだと思うよ(笑)

もっちー:それは思う。いくらなんでもね、だんだんステージに吸われていってるからね。残り20分くらい、みんなちょっと薄い(笑)

しゅうへい:「つぎー何やりましょうかー」

みんな:(笑)

もっちー:そう、それはちょっと気にしてるかな、ほんとに。もっとテンポ良く。

インプロショーのMC

カエル:MCはどんな感じだった?

もっちー:MCはすごいシンプル。ゲームは基本的にやらないからゲームの説明はしないし。例えば2人ぱーっと出てきて、アイデアがぽんって出てきたら始めちゃうってこともある。

カエル:最初から聞きたいんだけど、メンバー紹介とかする?

もっちー:するする。ショーの形式にもよるんだけど一番多かった形式で言うと、MCっていうかホストっていうんだけど、ホストが出てきて「来てくれてありがとう」って言う。でだいたい初めて来た人がどれくらいいるかを拍手で聞く。でこれからやるショーのことを説明して、だからアイデアをもらうみたいないつもの流れでアイデアをもらう。

うつみ:うちと全く同じだね。

もっちー:ほんとに。うちと全く一緒だよ。ただアイデアはすごいシンプル。「名前言って」みたいなレベル。「声出して」くらいのレベルだから、名前とか誕生月とかそれぐらいのもので出しちゃって、あとはメンバー紹介して終わりかな。

うつみ:もらうときはいっぺんに?「せーの」を言うパターンと、「せーの」を言わなないでぽんぽんもらうパターンがあるじゃん。

もっちー:ほとんどの場合はスリーカウント。ワン・トゥー・スリーで。

うつみ:じゃあ「わー」ってなるんだね。

もっちー:けっこう一斉が多いよ。で、意識の飛ばし方としてはステージに立ってる人たちがそれぞれエリアを決めておいて、なるべくいろんな方向から聞き取るみたいな。ただスリーカウントをする前から出てきちゃうときもあって、そうしたらぽつぽつになる。

うつみ:小田原でもそういうことあったよね。

もっちー:でもせーのが多いかな。お客さんの数も多いし、ぽつぽつだとひとつひとつのアイデアの精度が試されてるみたいになっちゃうし。あと単純に時間かかるし。BATSは全部が聞き取れなくても1個聞き取れたらそれでもう「始めます」みたいな。それぐらいのテンポは大事なのかなと。ぐだぐだしちゃうよりはね。

以上、今回は主にBATSのショーについての内容でした。次回はまた別のBATSのショーと、今後のSAL-MANEのショーについての話になります。