もっちーにアメリカでのインプロ体験を聞いてみました Vol.1

遅ればせながらあけましておめでとうございます。うつみです。

さて、インプロ公演 vol.08の報告でもお伝えした通り、もっちーが2ヶ月のアメリカインプロ修行から帰ってきました!そしてSAL-MANEではもっちーの体験を共有するためにもっちーにインタビューを行いました。このブログでは3回にわたって、このインタビューの様子をお届けします。初回の内容は英語や文化とインプロの関係についてです。

インタビュー日:12月21日(土)
参加者:もっちー・うつみ・カエル・しゅうへい

英語とインプロ

うつみ:インプロうまくなった?

もっちー:それが全然分かんなくって。まぁうまくなってないのが前提なんだけど。

みんな:(笑)

もっちー:基本的に日本語でやらないと分かんないね。日本語でどこまでできるようになってるか分かんないから。

しゅうへい:英語インプロはどうだったの?

もっちー:英語インプロはいろんなことを思ったんだけど、自分の語学力的にはかなり厳しいものがあって……。特に僕が行ったのはサマースクールじゃなくて普通のクラスだったからネイティブしかいなかった。だから配慮もそんなに強くないし、ネイティブの会話でまわるからスピードはかなりつらかった。サマースクールはインターナショナルな人がたくさんいるから、それにあわせたクラスになるけど。

もっちー:ファンデーション(基礎クラス)に関してはそんなにシーンのスキルを求められることはなかったけど、スタジオシーンワーク(応用クラス)はかなりつらかった。1時間は比較的ウォーミングアップ系のゲームをやって、あとは2時間シーンをやるだけ。だから……できなきゃアウトだよね(笑)

うつみ:英語でインプロを学ぶってのは相当厳しいものなの?

もっちー:いろんな考え方ができるかな。話せなくてもできることはたくさんあるけど、ただそれは話せないでできることでしかないんだよね、結局。オファーとかも身体とか表情で出せることは出せるし変化もできるけど、「あなたから何か言えますか?」っていったときにかなり厳しいところはやっぱりあるし。そういう意味ではちょっと物足りなさは感じる。自分としてね。自分がふがいなくて「もうちょっとこういうのがしたい」みたいなのはある。だからやっぱり話せるに超したことはない。うん、絶対に。

文化とインプロ

もっちー:当たり前だけどアメリカって文化が違うから、その違いみたいなのもすごく感じた。例えば他の国の人が話す英語にはキャラクターが入る。ヒスパニックの人が話す英語はそういう英語になるし、そういう英語を話す人は労働者になったりとか、キャラクターと英語というものがすごい密接に結びついてる。そういう言語に付随したキャラクターのバリエーションを観ると、持ってる文化とか歴史性とか背景が全然違うなーとすごく思う。そこに僕ら日本人がぽんと行ってもできないからけっこう大変だなと。キャラクターワークでも「どっから来たの?」って言われたときに「日本から来た」しかやれないなってそういう感じ。

うつみ:ジャパニッシュだからね。

もっちー:そうジャパニッシュしかないんだよね。あとポリティカルコレクトの話もあって、そういう人をステージに上げるっていうこと自体がどうなのかという話もある。例えば僕らが日本人で、中国系の人が話す日本語を真似たとしてそれに対する賛否ってやっぱ分かれちゃうんだよね。そういうことをしない方がいいっていうタイプの人もいれば、バカにしているわけではないしっていうタイプもあって。で、やっぱそういうこともアメリカの人たちは考えるかな。実際に身近にいるし、階層にも関係してくるし。

もっちー:あと、時代も飛ばすし国も飛ばすね。「これはイギリスのシーンなんだ」って。

カエル:聞いてて分かるの?

もっちー:ブリティッシュイングリッシュはね。彼らはそういう人が近くにいて出会う回数が多いからそれを文脈として持っているし、お客さんも分かる。

うつみ:日本でいったら大阪のシーンみたいな感じなの?

もっちー:なまりともちょっと違うけどね。もちろんボストンなまりみたいなのもやっぱりあるけど、なまりよりももうちょっとボキャブラリーが多くて。そういうのは勉強になったというよりは、インプロの持っている文法とかそれこそボキャブラリーの話で、単純に日本でぽんとやるだけじゃできないこともあるなとは思った。もし彼らと一緒に何かやるとしたら、そういうこともオファーとして出してくる。そこは差異がありそうだなと僕は思った。

うつみ:単純に読み取れないよね。

もっちー:うん読み取れないね。もちろん「巻き舌したからこうだ」っていうことが明確に決まってるわけじゃなくて、あくまでそう話す人ってだけでしかないんだけど。

以上、今回は主に英語や文化とインプロの関係についての内容でした。次回はBATSでのショーについての話になります。